アルザスはフランス北東部にあり、ライン川の向こうはもうドイツという国境沿いに位置しているため、
とてもドイツの影響を受けています。西から来る湿った風が手前のヴォージュ山脈で雨や雪となって降るため、
アルザスは比較的日照量が多く、乾燥しています。そのため北に位置しながらブドウの糖度もあがり、
ドイツワインを洗練させたような白ワインが特徴です。
アルザスは非常に地形が複雑で、大きく地域を分けてもその中で様々なワインができてしまい、なかなか 地域で分けることができません。そのためアルザスのワインは「アルザス+品種名」といった表記をします。 またアルザス・グランクリュと言うワインは、リースリング、ゲヴェルツトラミネル、ミュスカ、トケイ・ピノ・グリの 主要4品種を使い、その上指定された50の地域で作られた上質ワインのみ名乗ることができます。 セレクション・グラン・ノーブルは貴腐、ヴァンダンジュ・タルディブは遅摘みのワインです。遅摘みと言っても 必ずしも甘くはないので注意が必要です。
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