サンテミリオンの場所
サンテミリオンとは、フランス中央からボルドーに流れるドルドーニュ川の右岸に広がるリヴルネを中心とした地域です。 中心にはサンテミリオンの丘があり、世界遺産にもなっているサンテミリオン教会があるとても美しい町です。サンテミリオンのワイン
土壌は丘の上部(コート)が石灰質となっており、この部分がAOCサンテミリオン・グランクリュとなっています。 丘の斜面の部分は砂利質、砂質や粘土質の混合土壌です。ブドウ品種はメルローが中心となっていますが、砂利質土壌(グラーヴ)の部分では若干のカベルネ種が植えられています。 同じボルドーのメドックと比較してメルローの比率が高いため、果実味に富んだ凝縮感のある赤ワインが特徴です。
サンテミリオン格付け
以前は低く見られがちだったサンテミリオンのワインですが、1940年代からいくつかのすばらしいシャトーが出てきました。 その結果、サンテミリオンでも格付けをおこなおうという気運が高まりました。メドックの格付けは1855年当時の流通価格でもって格付けしたのに対し、サンテミリオンの格付けではINAOの高官やボルドー大学の専門家、ネゴシアンやクルティエなどの流通業者などが総合的に評価し、さらに10年ごとの見直しがおこなわれます。 この評価は10年間に出来たすべてのヴィンテージに対しておこなわれ、厳正に格付けされてると言えるでしょう。 この結果、近年のサンテミリオンのワインは優れた品質を持つようになりました。
サンテミリオン格付け(2006年)
シャトー・アー(CHETOUX.A) シャトー・ベー(CHETOUX.B)- シャトー・アンジェリュス(Ch.Angelus)
- シャトー・ボーセジュール(Ch.Beausejour)
- シャトー・ボー・セジュール・ベコ(Ch.Beau-Sejour-Becot)
- シャトー・ベレール(Ch.Belair)
- シャトー・カノン(Ch.Canon)
- クロ・フルテ(Clos Fourtet)
- シャトー・フィジャック(Ch.Figeac)
- シャトー・ラ・ガフリエール(Ch.La Gaffeliere)
- シャトー・マグドレーヌ(Ch.Magdelaine)
- シャトー・パヴィ(Ch.Pavie)
- シャトー・パヴィ・マカン(Ch.Pavie Macquin)
- シャトー・トロロン・モンド(Ch.Troplong Mondot)
- シャトー・トロットヴィエイユ(Ch.Trottevieille)
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